キャリア通信
スマホとかで使ってるSIMを使った無線通信。通信費とセルラーモジュールが高い。ちなみにセルラーモジュールは京セラの国内シェアが高い。ちなみに、京セラはKDDIの筆頭株主。
SigFox
LPWA(Low Power Wide Area)の規格の1つ。通信キャリアに頼らずに最大100kmの無線通信が可能。SigFox規格を推進している会社名でもある。日本ではG/W設置許可を受けているのがKCCS(京セラコミュニケーションシステム)1社のみ。ちなみにKCCSの株主は、京セラ76%、KDDI24%。
Sigfoxの紹介資料
http://www.soumu.go.jp/main_content/000597413.pdf
LPWAはキャリア通信に価格破壊を起こせる可能性がある(はず)
LPWAは、少し前までは、通信費とセルラーモジュールが両方高価な自動車用のTCU(DCM)のキラー技術として期待されていたと思う。
本命IoT通信方式「LPWA」、巨大市場にらみ主導権争い活発化
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201710040564
しかし、なぜか1日の最大送信回数は、欧州のESTIのDuty Cycle制限から140回に制限されている。欧州以外では制限がないが、グローバル統一仕様として日本も同回数を採用してしまっている。この最大送信回数の仕様のために、自動車用としては依然として高価なDCM(TCU)のSIM通信(キャリア通信)に頼らざるを得ない。
この1日の最大送信回数制限をなくすと、一番損をするのがKDDIと京セラ。だから、全く系列外の会社がSigFoxの独占契約をされてしまわないように身内のKCCSで防衛したというふうに解釈もできてしまう。京セラ&KDDIから、SigFoxへの支払い(ライセンス料?)ってあるのかな?SigFox社のインカムはなんだろうか? いずれにしても、SigFox以外も含めて、将来のLPWAの技術進化には注目しておこう。本質的には、キャリア通信以外で長距離の無線通信が可能になってきたってことだ。
イーロン・マスク、60基の衛星でインターネットを変えるかも
https://www.businessinsider.jp/post-190576
LPWAは衛星まで距離が届くらしい。技術の進化が、既存ビジネスを破壊するってホリエモンも言ってた。