この記事について
この記事の対象読者
- 能力に見合う収入がもらえてないサラリーマンエンジニア。
- ワークシフト(転職や他部署異動)の挑戦はしたいけど勇気が出ない人。
- ワークシフトの具体的行動を知りたい人。
この記事から得られること
ワークシフトの成功事例を学び、自分の能力を戦略的に収益に変えて資産形成を有利に進める。
概要
医療の分野から、ITの分野へという全く別分野にワークシフトされたLillianさんという方の思考が参考になります。本記事を読めば、ワークシフトのサクセスポイントが分かります。
東大卒で医者になったが、自身の置かれている状況のプラトー(停滞状態)を感じて、医者として働きながらたった1年でプログラマにワークシフトしてGoogoleに転職されました。高い専門性が必要であまりにも異なる分野間での高次元なワークシフト成功の理由をダイジェストで紹介します。なお詳細については、ご自身で以下のnote記事にまとまられてます。
https://note.mu/neko_chan0214/n/n3a64bc1e1412
ワークシフトのノウハウ
医療からIT系への高次元の異分野ワークシフトの成功ポイントを探してみました。
人柄
東大卒で一般人とは根本的に何か違うのかなと思ったけど、twitterとか見てると、漫画とかアニメとかも見られるし、心身の健康管理のための徒歩通勤や旅行といったファンダメンタルな部分のケアもしっかりされる習慣の方で意外と一般的な部分も多い。ポーカーや競技プログラミングのAtCorderで楽しみながら頭を鍛えれてるようでAtCorderのランキングはわずか3ヶ月で青色!頭をよく使われるためか食事量がガッツリ系の印象。
IT分野のスキルと知識獲得
やっぱりここが一般人と違う凄い部分で、量とスピードが半端なく徹底的にやる印象です。全くの異分野である医学分野からIT領域へのスキルシフトは、①プログラミングスキル習得(AtCorder等)と②IT知識(書籍)の2本柱。
プログラミングスキル
本業の仕事をしながら、プログラミングスキルの習得と並行してわずか2ヶ月で以下メニューを終了という桁違いの学習速度。
- 客観的なプログラミング能力を示すATCorderのランク(青色)
- GoogleのML Study Jamsを修了
- DataCampの機械学習のコースを修了
- Pythonエンジニア認定基礎試験に合格
- GCIデータサイエンティスト育成講座を修了
- LeetCode Learn(教育用コンテンツ)を全問終了
- HackerRank Interview Preparation Kitを全問終了
- Codewars: 752 pts
- Project Euler: 55問
- HackerRank: 476 pts
自分がプログラミングを楽しんでいることを実感するようになりました。職場でも空き時間に自分のパソコンでプログラムを書いていました。プログラミングをしている間はお腹が空いたとか眠いとかそういう感覚も完全に忘れて時間がどんどん過ぎていて、文字通り寝食を忘れるほどに楽しかったです。
note記事より引用
IT領域の知識
本業の仕事をしながら、プログラミングスキルの習得と並行してわずか2ヶ月で以下の書籍を読むという桁違いの学習速度。
- キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
- 世界で闘うプログラミング力を鍛える本
- 数学ガール/乱択アルゴリズム
- アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム
- プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
- 世界で闘うプログラミング力を鍛える本
- 最強最速アルゴリズマー養成講座
- CPUの創りかた
- マスタリングTCP/IP 入門編 第5版
- 岩波講座 ソフトウェア科学 オペレーティングシステム
- Webを支える技術
- 32ビットコンピュータをやさしく語る はじめて読む486
- ふつうのコンパイラをつくろう
面接対策
私も企業で採用面接の技術担当官をした経験が何度かありますが、中途採用の場合、ある程度の即戦力が期待されるため、一般的には分野が異なる転職は前職でのキャリアが活かしにくいという理由で敬遠されることが多いです。Lillianさんの事例も同じでかなり苦労された様子ですが、パッションで道を開かれたようです。
世間で言われているエンジニアとして未経験からの中途採用は非常に厳しいということが分かってきました。しかし最初の仕事をどこかで見つけなければ、いつまでたっても未経験のままです。社会人のままではインターンもできないし、いっそ情報系の学部や大学院に入学しなおすのも選択肢だろうかと考え、とにかく道がないか必死に探しました。
note記事より引用
本人の情熱が、「引き寄せの法則」でプラスの巡り合わせを引き寄せたようです。元Googleソフトウェアエンジニアのアドバイスを受ける機会を得て、ナレッジの偏りという弱点を指摘を受けすぐに情報工学の基礎知識を習得されました。
行動信念
今まで生きてきて、私という人間が幸せを感じる場面は大きく2つしかないことを理解しました。 入社先を決める最終的なポイントは、これらを最大限に満たせて、やりがいをもって楽しく働けるかどうかです。
・能力を極めてどんどん成長していく。
・能力を使って多くの人に喜んでもらう。
Twitterより
成功の要因は、Lillianさんの思考/マインドセットにもあるようです。自分がどうしたい?どうありたい?ということを明確に定義されています。マインドセットの1つ目はマズローの第5段階:成長欲求。多くの成功者と同じように成長欲求がとても強い。サッカーの本田圭佑さんにも似ている。マインドセットの2つ目はマズローの第6段階:自己超越欲求。
第6段階 | 自己超越欲求 |
第5段階 | 自己実現欲求 |
第4段階 | 承認欲求 |
第3段階 | 社会的欲求 |
第2段階 | 安全欲求 |
第1段階 | 生理的欲求 |
学べること
Lillianさんのワークシフト事例は学習速度のスピードが凄いところが真似できない部分ではありますが、骨子の部分は学べる部分が多くあると思います。
- 信念と好奇心に基づき、情熱のままに行動し継続する。
- 好きこそ最高のエンジン。とことんやる。
- シフトを決意しなければ発生しない努力が成長を生む。
- 第三者の客観的チェックを取り入れ、バランスよく知識を獲得するために戦略的に時間を使う。
- 何が自分を幸せにするのか?幸せの定義をする。行動がぶれずに継続できる。
大変、よい刺激になるので、note本文を読まれることを推奨します。自分なりのペースで全然よいです。ゆっくりでも着実に成長していきましょう。
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