この記事について
独立不覊を目指す場合、投資は必須となります。まず最初に、株価が下がる不安の克服と、現金はインフレヘッジにならずに資産が減っていくことの理解をする必要があります。とはいえ投資は分野が広くて書籍も多いので、本記事では、効率的に資産形成の理解ができるように、私が今まで勉強してきてわかりやすかった書籍をジャンルに分けて紹介します。
この記事の対象読者
- 資産形成の初心者の方。
この記事から得られること
- 手堅い資産形成手法で堅実なリターンを得れるようになる。
- 現金はノーリスクでないことを理解できる。
重要
投資にはいくつかの手法がありますが資産形成を手堅く着実に進めるにはシンプルなルールがあります。
マイナスサムゲームよりもプラスサムゲームに参加しよう。
×マイナスサムゲーム:得する人数 < 損する人数。 (例)短期投資やFX等。
○プラスサムゲーム:得する人数 > 損する人数。 (例)長期株式投資等。
下図は長期投資理論で有名なジェレミーシーゲル先生が作成された投資アセットごとの過去200年間のリターンの比較図です。世の中のお金の総量が増え続けることと経済全体では成長するため、株式市場そのものは長期的に見れば価格が上昇を続けます。よって長期の株式投資はプラスサムゲームです。この図では貯金は相対的に価値が下がり続ける資産であることがわかります。お金の価値そのものが変化するということです。
【必読】さまざまな投資手法についてのロジカルなまとめと王道手法についての結論
長期インデックス投資
多くの成功者が推奨するインデックスドルコスト平均法を学び、手堅い資産形成についての投資信念を確立する必要があります。ジェレミーシーゲル先生の良書が2冊(赤本&緑本)ありますので、まずはそこから学びましょう。
【必読】資産形成の教科書:シーゲル先生の赤本
【必読】資産形成の教科書:シーゲル先生の緑本
インデックス投資が株式投資を民主化した
暴落時のメンタル
投資をしているとどこかのタイミングでは何らかの暴落イベント(リーマンショック、コロナショック、等)に見舞われます。この時に狼狽売りをしてしまうと株式市場に戻るタイミングを失敗すると大きく資産を減らすリスクがあります。しかし、自分の資産総額ではなく株数に意識を向けましょう。株価は政策金利や投資家の心理で値が変動しますから短期的には下がることはあります。しかし株式市場全体の指数に連動するインデックスであれば、株式市場そのものは成長を続けるのでまた元に戻ります。また、定額積立のドルコスト平均法を続けていれば株数そのものは売らなければ必ずは右肩上がりで増えていきます。暴落時こそ株数を増やせるチャンスです。下図の青線は株数を表しており、株価が低いときこそ後に資産総額の伸び率が高いことがわかります。定額積立投資は止めないようにしましょう。
【必読】暴落時のメンタルを維持すること、足るを知ることの大切さを学ぶ
コアサテライト戦略のサテライト部分の投資
インデックスETFの定額積立(ドルコスト平均法)は、一度定期積立設定をした後は普段は何もすることがないので、やや退屈で、あなたの経済と金融のリテラシーがあまり向上しません。よって、コア部分(ポートフォリオの90%以上)はインデックスドルコスト平均法で長期積立投資を継続しつつ、サテライト(ポートフォリオの10%未満程度)で個別株をやったりするとよい勉強になります。この領域では、個別銘柄、仮想通貨、短期投資等、いろいろ試してみてワンちゃん狙うのもいいでしょう。ただし、必ずコアとサテライトの運用成績を定期的に比較しましょう。コアに負けることが続くならコアの比率を上げましょう。
テンバガーハンター(ピーターリンチ)
徹底的に銘柄調査をして10倍株を狙う投資戦略。
バーゲンハンター(ジョンテンプル卿)
暴落時をチャンスと捉えて優良銘柄をバーゲン価格で購入する投資戦略。
米国個別銘柄投資
小型株投資
機関投資家が参入しない領域で、純粋なファンダメンタルに基づく小型株投資を対象した投資戦略。
短期投資
短期投資の教科書
短期投資で大成功したcisさんの手法
金融と経済のリテラシー向上
【必読】ドル資産を持つことの重要性
インフレとデフレと政策の関係について
わかりやすい経済の教科書
歴史から学ぶ投資手法
MMT理論について
まとめ
資産形成のコア部分はS&P500やVTIといった株式市場全体を表す指数連動型インデックスのドルコスト平均法による長期積立画が基本です。サテライトの部分では、個別銘柄を狙ってもよいでしょう。いずれにしても、資産形成を加速させるための種銭の確保のために転職によって本業の年収を上げましょう。