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★エンジニアのキャリア形成における行動戦術(成長思考とトレンド) 

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この記事について

 本記事では、サラリーマンエンジニアが自分の能力を収入に変換するためのポイン(行動戦術)について記述します。この記事を読めば、ちょっとしたポイント(時間の使い方、行動する時の考え方、新分野に挑戦することの重要性、等)が分かるようになり、結果的に自分の市場価値を高め収益UPにつなげることができるようになります。

この記事の対象読者

 能力に見合う収入がもらえてないサラリーマンエンジニア。

この記事から得られること

 自分の能力を技術進化にキャッチアップするように成長させることで、結果的に収益に変えることができ資産形成を有利に進めることができる。

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具体的な方法

自分の成長について

時間の使い方

・常に成長効率を考える。時間を成長に使えているか?

・仕事は時間を成長(スキル獲得/人格成熟)に変換する。

・給料をもらいながら勉強するということは同時に2つのリターン(収益と成長)を得ているということ。

・その会社専用の知識スキルか?社外でも通じる知識スキルか?なるべく後者に時間を割く。

・成熟産業の技術か?成長領域の技術か?前者であれば自分の収益UPが見込める市場規模か?

・楽な道を選んでないか?単純な設計業務を繰り返してないか?

・新しいことは前頭葉を鍛える。コンフォートゾーンに浸かってないか?

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思考停止してないか?

・高度な分野でもルーチンになれば思考停止に陥りやすく、そのことに気づきにくい。

・思考とは、今の自分には解けない問題を解くこと。

・解ける問題を解くのは思考ではなく繰り返し作業(単純なオペレーション)。

 ※ 大学入試前に過去問題集をやって解けたのならそれは本番でも解ける。反復練習にはなるけど解けない問題を解く能力を獲得したわけではない。これと同じ。

オーナーシップを取れているか?

・企業内ではしばしば成果と責任の分離が起こる。

・上位職への成果報告を他人にさせない。

・責任と成果はセット。責任を背負ったのならその成果が自分であることを周囲に示す。

・企業内ではしばしば成果と責任の分離が起こる。

・責任を背負ったのなら成果も自分(及びチーム)とするためにオーナーシップを取りに行く。

・オーナーシップとはプロジェクトリーダー、テーマリーダといった役回りのこと。

ワークシフト(挑戦)

・同じ分野/組織に長期間定着しない。そのチーム、そのグループ、その部署、それぞれの組織単位で学びが減ってきたと感じたら、新しい分野にどんどん挑戦する(おおむね3年周期程度)。

・挑戦せずに楽な道を選んだら、最も大事な「心の成長(困難に立ち向かう勇気)」が育ちにくくなる。

・挑戦方法は4パターン。

 ①同じ職場で別の仕事に挑戦する

 ②同じ会社で別の部署に異動し新しい分野に挑戦する(出向含む)

 ③転職する

 ④独立する

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周囲からの評価について

 基本的に他人はコントロールできない。自分に対する評価も究極的にはコントロールできない。ただし、押さえるべきポイントさえ押さえておけばある程度は評価へのポジティブ影響は及ぼせるときもあるので、下記ポイントを意識するのがベター。

成果が自分(及びチーム)のものになっているか?

 前工程(企画職)と後工程(開発職)に対する評価は、その会社の文化や業種によって異なるが、上位職が技術に疎い人の場合、後工程の成果まで前工程が持っていけてしまうケースがある。自分及び自分のチームの社内での立ち位置が、社内ベンダや実装屋さんといった不当に低い評価を受けてないか?を必ず確認しておく。

報告(直属と2階層上の上司)

 仕事の成果はきちんと報告しておくこと。特に、2つ以上階層が離れた上司への報告機会を(直属上司の了承を得た上で)取りにいくことができればベスト。直属上司というのは、シビアに解釈すると成果を取り合う関係。それゆえに、そのテーマの成否への貢献が上司ではなく自分の影響が大きいことを2階層上の職場上司に示すことができると昇格の好材料となる。報告会の設定が難しい場合には、食堂、トイレ、給湯室の立ち話などさりげなく会話できる機会を活かす。一般的には上司は下から話しかけられると嬉しいものなので、さりげなく普段からアピールすることが重要。

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世の中のトレンドについて

 次に、今後のエンジニアの労働環境についての考察。技術進化の早い時代の本業収益UPの戦略としては、20代30代では『新しい技術を素早く習得し転職市場における希少性を高める』だと思います。V字開発工程の右半分、単体テストやシナリオテストの自動化ツールが登場して人がやる作業量が減る。また、V字工程の左半分の下流工程は、フレームワークスタックがどんどん便利に積まれて自分で設計実装するコードの量は減る。また、クラウドインフラ領域はAWSの方針にもあるようにアプリケーション開発者が意識しなくていい方向に進む。かつてオンプレ技術者がAWSに駆逐されたのと同じように、技術の進化によって、次はクラウドインフラエンジアや下流工程の実装エンジニア、テスター(テスト項目立案者ではなく実施担当者)、といった人の活躍の場が狭くなっていくと予想する。そうなると、人間が担当する工程は、アプリケーション開発の上流設計部分、さらには、もっとV字工程の最左上の創造工程(戦略、企画、仕様策定)に集中していく。実装屋に甘んじていると市場価値が下がるリスクがあり、エンジニアであったとしても収益創造スキル(お金儲けスキル)が必要になると思う。これは、本業や副業関係なく本質的に全てのビジネスで必要で、今まであまり本腰入れてこれなかった副業への取り組み、個人としての稼ぐ力が、今後は本業での成功にとっても大事になってくる。また、40代以降は会社経営者を目指す戦略に切り替えるというのもありますが、狭き門なので、社内政治にかける労力(時間)で得られる成長が普遍的かどうか?という目線も大事になってくると思います。

上記戦術で人的資産が向上する理由

スキルの幅

・技術進化の早い今の時代に1つの技術だけで定年までやり過ごせる可能性は極めて低い。

・1つの分野が成長し切るのに30年もかからなくなっている。

・ゆえに、スキルの幅を広げておくことで、物事への理解力(リテラシー)が高まる。

環境適応能力

・変化の早い時代の環境シフト能力が高まる。強いものが生き残るのではない。

最も変化に適応できたものが生き残る(雇用がある/独立できる)。

心の成長

・環境を変える1番の成果は心の成長。

・コンフォートゾーンの外では新しいこと(解けない問題に直面する)ことが多い。

・解けない問題は、自分の弱い面を見ることになり傷つくこともしばしばある。

・しかし、心を大きくするためには、心を傷つけることが必要。

傷ついた心は回復するときに、大きく成長する

・体の成長(筋トレ)と同じ。負荷を与えることで成長回復する。

・生存しようとする生物としての本質能力が、ダメージに対する耐性を持とうとする。これが成長。

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まとめと次のアクション

 以上、ちょっとした意識だけで結果(収益)は変わってきます。油断するとコンフォートゾーンに引きこもるのがリスクを避けたがるのが人の性分ですが、リスクはリターン(成長/収益)の源泉。無理ない範囲ですこしずつ挑戦してみると楽しく成長できるようになり、その結果市場価値があがり、昇格/キャリアアップ転職を有利に進めれるようになり収益に繋がってきます。そして無事転職が成功して増えた年収はどんどん資産形成に回しましょう。

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