目次
この記事について
この記事の対象読者
- 能力に見合う収入がもらえてない方。
- ブログで収益を上げれたない方。
- マーケティングの初心者。
- 企業内での働き方の戦略を描いていない方。
この記事から得られること
- 自分の能力を戦略的に収益に変えて資産形成を有利に進める。
- 読者目線のブログを作るきっかけになる。
- マーケティングの基本(本質)を身につけれる。
- 漫然と働く自分から(収益につなげる)戦略的な働き方をするきっかけが得れる。
概要
目の前の仕事を、与えられた仕事を、淡々とこなすだけではある一定以上の収益を得れません。ではどういう考え方で仕事や収益向上に取りんでいけばよいのか?森岡毅さんの戦略に基づいた思考、マーケティングの基本的な考え方が大いに参考になります。マーケティング思考は全ての仕事の成功確率を上げます。マーケティングこそがビジネスを成功させる方法論だからです。特に、第9章はサラリーマンが自分の能力を収入に変換するための示唆に富む内容です。
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著者
日本のマーケター、実業家。株式会社刀代表取締役CEO。元合同会社ユー・エス・ジェイチーフマーケティングオフィサー執行役員。 大学卒業後、P&Gのマーケティング部門に就職後、経営難に陥っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンや丸亀製麺、ネスタリゾート神戸を立て直した人物として知られ、「日本を代表するマーケター」とも称されている。
書籍の内容紹介(ダイジェスト)
第1章 USJの成功の秘密はマーケティングにあり
- マーケティングは会社の頭脳でもありますがそれと同時に多くの部署を動かす会社の心臓の役目も担う。
- マーケターは、ビジネスが伸びる伸びないの本質を見極めるために最も時間と精神力を使わなければならない。
- どう戦うか?の前にどこで戦うか?を正しく見極めること。
- そのビジネスが上手くいっているかどうかの本質的な原因を洞察すること。
- 先にブランド価値を顕著に高めておいて、価格弾力性(値上げに対して売上減少の反応度)をできるだけ小さくしておく。
- USJが消費者視点の会社に変わったということがV字回復の原動力。
- Consumer is boss. 消費者を見て消費者のために働く。
- 会社側のどんな事情もどんな善意も消費者価値につながらないのであれば一切意味がない。
- マーケターは消費者理解の専門家。マーケターの仕事は会社のお金の使い道や従業員のあらゆる努力を、消費者にとって意味のある価値に繋がるようにシフトさせること。
- 会社というたくさんの人の集団の中では、会社の利害と個人の利害が必ずしも一致しない。
第2章 日本のほとんどの企業はマーケティングができていない
- 日本企業は長期にわたって技術思考に偏りすぎ、マーケティングをちゃんとやってこなかったツケが回ってきた。
- 日本企業の多くがマーケティングのキャリアを伸ばすような構造になっていない。
- 広告の唯一無二の目的は、その企業のブランド価値を向上させて売上を伸ばすこと。
- 巨大な自由競争市場のアメリカで企業が生存するための消費者最適解を担保する知恵を体系立てたもの、それがマーケティングという実践学。
- 技術革新が少ない業界では、売り方の工夫を研ぎ澄まして競争している。
- 技術とマーケティングの両方を手に入れた企業が勝つ。
- マーケティング発展途上国の日本では、マーケターの需要がこれからどんどん高まる。
第3章 マーケティングの本質とは何か?
- 商品を売るのは営業の仕事、商品を売れるようにするのがマーケティングの仕事。
- マーケティングの本質とは売れる仕組みを作ること。
- 消費者と商品の接点を制することで売れるようにする。
- 消費者の頭の中を制する
- 店頭(買う場所)を制する
- 商品の使用体験を制する。
- 消費者が認知してから購入しさらに再購入に達していく一連の流れのことをパーチェスフローという。
- パーチェスフローを使って目的達成への必要条件を導き出し、流れの悪い治水工事をする。
第4章 「戦略」を学ぼう
- 戦略とは目的を達成するために資源(リソース)を配分する選択のこと。戦略とは資源配分の選択。
- 戦略とは何か達成したい目的を達成するために自分の持っている資源を何に集中するのかを選ぶこと。
- 資源は常に不足しているから選ぶことで足りるようにする、その選択こそが戦略。
- やることを選ぶということは同時にやらないことを選ぶということ。
- 成長する会社とは人的資源を成長させ続けることができる会社。
- 成長する会社とは人的資源を成長させ続けることができる会社。
- 目的⇨戦略⇨戦術。戦略が強いと正しい方向へ進む、戦術が強いと遠くまで飛べる。
第5章 マーケティングフレームワークを学ぼう
- 戦況分析(5C分析)
- 目的の設定
- WHO(誰に売るのか?)
- WHAT(何を売るのか?ベネフィット)
- HOW(どうやって売るのか?マーケティングミックス4P)
第6章 マーケティングが日本を救う!
- この国に生まれただけで当たり前に教授できている教育、医療、治安、社会インフラが世界的に見れば当たり前ではない。
- 高い就労モラル、現場の団結力、皆で力を合わせて良いものを作ることが大好き、そんな生産性の高さが社会の隅々まで行き届いている。
- 戦術は強いが戦略が弱いのが日本。日本の組織の多くは戦略を間違えるというより戦略がない。
- 組織が生き残るためには絶え間ない自己破壊と自己変革が必要。
第7章 私はどうやってマーケッターになったのか?
- 会社と結婚してはいけない。
- 企業から必要とされるスキル(職能)のみに値札が付く時代がくる。できるだけ早く需要の高いスキルを身につけること。
- 自分が会社のブランドや会社の浮き沈みを背負っているというプレッシャーがマーケッターを育てる。
- 成長できる環境で貪欲に泳ぐ。
- 転職というリスクをとったおかげでP&Gに居続けていたら絶対に得られなかったであろう学びと経験を得ることができた。
- 平穏な道をできるだけ避け厳しい道を選ぶ。
第8章 マーケターに向いてる人、いない人
- マーケッターに向いている4つの適正
- リーダーシップの強い人
- 考える力(戦略的思考の素養)が強い人
- EQの高い人
- 精神的にタフな人
- マーケターはマーケティングのスペシャリストであり、かつ、ビジネスのジェネラリスト。
第9章 キャリアはどううやって作るのか?
- うどんやの大将の年収は決まっている。市場構造が一定であればその市場にいる人の収入もある一手の幅で決まってしまう。
- どう戦うか?の前にどこで戦うか?を正しく見極めること。
- 会社ではなく、「職能(スキル)」を選ぶ。スキルを選んでそれと結婚する。
- 社内事情によって職能の成長が頭打ちになるかもしれません。そのときは職能の成長のために環境や会社を換えればよい。
- 好きな仕事でなければ成功することは難しい。成功のために最も大切なのは自分が情熱を傾けられるかどうか。
- 強みを伸ばして成功する。自分のキャリアは自分のもの。自分の強みを伸ばすことを至上命題としてキャリア形成の中心に据えるべき。
- スキルのまとめ方として参考になるのは以下のくくり
- 統率力(リーダーシップ)
- 思考力
- 対人関係構築力・コミュニケーション能力
- 革新性や創造性
- 行動力や任務遂行力
- 各職能の専門スキル
- 生きていること、好きなことに挑戦できること、さまざまな苦労に泣き笑いできていること自体がもう十分に素晴らしい。
- たとえ大きな失敗をしたとしても失敗しない人生よりははるかにマシ。あなたはいつかきっと輝くはずです。失敗しない人生なんで何にも挑戦しなかった臆病者の命の無駄使いです。そんな人生こそ失敗。
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