目次
この記事について
この記事の対象読者
- まだ論語と算盤を読まれてない方。
この記事から得られること
- 本業であれ副業であれビジネスの大原則が分かる。
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どんな方?
- 幼い頃から論語を学んだ。
- 慈悲深い母の影響もあった。
- 14歳で農商の父を手伝う形で実業家をスタート。
- 農家を切磋琢磨させることで品質向上させる仕組みを作った。
- 女性関係は活発だったらしい。
- 27歳で資本主義(ナポレオン3世の景気対策)をフランスで学ぶ。
- 商取引が社会の骨格を作る。経済ことそが世の中を動かす要である。
- 大蔵省にはいって貨幣制度の円を始める。
- 33歳で日本発の銀行である第一国立銀行の総監役に就任
- 銀行(融資) ⇨ 企業(給料) ⇨ 従業員(貯金) ⇨ 銀行(貯金) の流れを作った
- 産業は独占であってはならない。合本主義で推進すること。
- 500社以上の会社を設立し日本の近代化を牽引した。
- 東京商工会議所を設立、初代会頭に就任。
- 東京証券取引所を設立
渋沢さんの好きな言葉
論語と算盤
道徳を論語、経済を算盤として表現。企業の利益と、公共の利益(道徳)を両方満足することの大切さを説いた本。多くの経営者のバイブルになっている。
本立而道生(もとたちてみちしょうず)
物事の根本がしっかりしていれば自ずと道が開けるという意味。渋沢さんが好んだ言葉。
順理則裕(じゅんりそくゆう)
理に順(したが)えば、則(すなわ)ち裕(ゆたか)なり。皆が求めることを真摯に追求する。世の中が必要とすることを愚直に実現する。
論語と算盤(概要)
資本主義が内包していた問題点を見抜き、その中和剤をシステムのなかに織り込もうとした。資本主義が内包していた問題点を見抜き、その中和剤をシステムのなかに織り込もうとした。もともと資本主義は利益を増やしたいという欲望をエンジンとして前に進んでいく面がある。しかしそのエンジンはしばしば暴走し大きな惨事を引き起こしていく(バブル景気や金融危機など)。だからこそ渋沢栄一は、資本主義には暴走に歯止めをかける枠組みが必要だと考えていた。その手段こそが、論語だったのだ。
本書の前書きより
- 処世と信条
- 立志と学問
- 常識と習慣
- 仁義と富貴
- 理想と迷信
- 人格と修養
- 算術と権利
- 実業と士道
- 成敗と運命
まとめと次のアクション
社会全体の幸せという大きなビジョンの実現に情熱をかけた生き方に大変感銘を受けた。独占主義や既得権益に反対し、世の中を良くする目的のために企業を作り利益を社会に還元された。幼い頃に論語を学び、人格のベースを格段に高められたからこその偉業だったのだと思う。単純に欧米のような資本原理だけではない協調の時代に移っていく中、渋沢さんを語る多くの企業トップの方の学ぶ姿勢(本にマーカーを引きなんども読み返す)もまさに本立而道生。
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論語と算術の考えを独立不覊実現に適用
思考から具体的行動へ
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資産形成の王道手法