短期トレードは95%以上が1年以内に負けて退場するギャンブルという理解をしていたけど、その一方で大勝する人がいる。cisさんは大勝し続けてる人だけど、大勝する人とそうでない人の決定的な差は何なのか?
どんな方?
230億円!を一代で一人で稼いだ方。本書の内容は短期トレードとしての記載が多い。
内容
- 元々ギャンブル好きでお金儲けのことを考える人。
- 資産総額が1000万円以下ならそれを数倍にするチャンスは無数にある。
- 相場は仮説を生み出した人が勝つ。
- 本を読んでるだけでは相場に勝てない。メディアはかなりいい加減。
- マーケットのことはマーケットでしか学べない。
- (利益を得たい、損失を認めたくない)本能に克てねば投資に勝てない
- 今現在買われていることで上がっている、売られていることでさがっているというのは明確な事実としてそこにある。であばれ、マーケットの潮目に沿って行動するのがいちばん勝つ可能性が高い。
- 自分のこうあるべきだというものを優先し、今こうあるという事実(相場)を直視しなかったときは負けていた。
- 上昇中の株を買い下落中の株は買わない。買った株が下がったら売る。
- 潮目に逆らわずに買う。潮目の変わり目をいち早くキャッチする。
- 勝手な予想はしないで、上がっているうちは持っておくのが基本。
- 上がってきた株が一時的に下がることを押し目というが、2度目の押し目で売ることが多い。
- 逆張りはやってはいけない。
- どこで反転するかは誰にもわからない。そのタイミングや値段を予想するのは勝手な予測を当てはめているだけ。相場のことは相場に聞くしかない。
- 目先の利益に走れば大勝はなくなる。上昇局面での利確は勝つための方法としては間違っている。
- 損切りを早くする。大傷を負わなければいい。重要なのは勝率ではなく、トータルの損益。そう考えれるかどうかが勝つための鍵になる。
- ナンピンは最悪の買い方。失敗を認めて迅速に撤退(損切り)する。
- 重要なのは損をしないことではなく、大きな損をしないこと。大怪我だけはしないようにする。
- 買った株が下がり損切りしたとして、そのあと損切りを嘲笑うかのように上がり出したとした時、上昇株として買うことができるか?自分の負けを2度認めることになるが、買えるようになること。
- 損したくない、損を認めたくないという人間的な感情が、相場では敗北につながる。素早い損切りはものすごく重要。自分を突き放してシビアに見ること。自分の状態を直視すること。
- 不自然な動きがあるときは、仕手筋の介入があったりインサイダー情報による売買だったりする。そういう不自然さをかんじたら、結果はどうあれ基本はすぐ売るべき。
- 人が恐怖を感じているときはチャンスになる。大きく儲けるチャンスというのは、人間の感情が大きく揺さぶられたとき。暴落のほうがチャンスはずっと大きい。群集心理として恐怖が発生するので相場としてはチャンスになる。ピンチとチャンスは紙一重。
- どんなときにも上がるか下がるかの絶対的な答えなどはない。
- あくまで重視するのは実際に今買われている株か、売られている株かということだけ。
- 重大な事件が起きたとことは、2ちゃんねるの株掲示板に載った。
- 鉄火場は最後お金が自分の口座に入るまでが勝負。大勝利こそチャラにされやすい。
- 「こんなことが起きたら、こんな展開で儲かる」みたいな仮説をいつも考えていて、アイデアを何十個か持っている。それがたまに実際に起ることがあってそんなときは「はいきた」みたいな感じになる。
- 既に常識になってるようなものではなく、まだほとんどの人が考えていないので明確なロジックがあるもの。あるいは誰も指摘してないしロジックは不明だけど、経験則として明確な相場の動きと関連が認められるもの。
- 1匹目のドジョウがものすごく美味しい。2匹目のドジョウもそれなりにいる。3匹目からは、いるかいないかもうわからない。
- マスメディアに載ったネタをおいかけるのではスピードが遅すぎるし、多数の人が知っている知識で他人んを出し抜けるはずがない。
- 市場がどうおもっているかが重要になる。
- 相場とはリターンを求めてリスクをとる行為。勝つためには行動を起こす速さも問われる。
- 明らかなバブルはあるけれども、適性な価格なんて本質的には存在しない。企業の価値を株価が正しく反映してないと考えるよりも、株価こそが答えであり、世の中の相違として適性だとみなされている数字だとかんがえるほうが正しい。
- マーケットのことはマーケットでしか学べない。トレーダーとして難しいのは、自分の理論を何度も否定していかなければならないこと。自分を客観的に見られない人はやっぱり勝てない。
- 結果から学習し続け日々マイナーチェンジすること。
- 数分後の株価、明日の株価を考える。重要なのは自分の状態よりマーケット。あくまでもマーケットに合わせるしかない。
- ニュースはNHKよりツイッター。何か怪しい動きがあったらポジションを軽くしてからニュースを確認する。
- 週末に世界的な事件が起きると日本で最初に影響が現れる。日本、アメリカ、ヨーロッパの3つのマーケットのうち時差の関係から月曜日に最初に市場が開くのは日本だから。
- 相場を見ていると、思っていたのとは全然違う側面や新しいことが見えてくる。買うのは最低単位でいいから、勝手見続けていると学ぶものがすごく多い。全体を統合した株価の上下を見るのではなく、その構成要素である売りと買いを個別に見ていくことでわかってくることがある。
- 機関投資家のような「盲目の資金」が流入しているか流出してるときが一番の儲かりどころ。盲目の資金が流入しているときにはそれに載っかっているだけで大きく儲けることができる。逆に流出しているときは、売り切ったと考えられる直前くらいから買いを狙う。
- 今売られている、あるいは、今買われているということは板をみていればわかる。その今がわかるという優位性に貼るのは、長期の展望よりは確実なことだと思っている。
- 大きく動く銘柄に大きく突っ込むのが最も効率がいいから、基本スタイルはそこになる。大きく勝つための異変を常に探している。
- 潰れる心配がなさそうなアメリカ企業の債権を分散投資するのがいい。
- 通貨の信用を上げるのはいかなる国でも難しいが、信用を下げて通貨を安くするのは簡単(お札を刷ればいい)。
- 勝っている人ほど、短期の値動き、チャートや指数組み入れなどの理由がある株を買っていた。今ある優位性に張る。
- 経済はゼロサムゲームではない。地球上の富の総和は増え続けている。
- 富野送料が増え続けているのと並行して、お金の価値は落ち続けている。お金が万能な世の中になっているようで、実はお金の威力は落ちている。
- 損切り損切りしながら機会を待つ。
- 投資家としては早い人のほうが適正がある。この早さとは頭の良さとはちがい、行動を起こす早さ。
- 紙切れになるリスクを背負って転落会社を買うのは夢がある。
- 無限に努力をしていれば、たいていの人は勝てるようになる。努力とリターンのスパイラルというものは存在する。
- 安定した道に効率の最大化は存在しない。
- 相場は最新かつ最先端の学問であり経済活動であもある。最先端だから未来が予測できない。究極に近い不完全情報ゲーム。
- 資本主義は人類市場最高のゲームかもしれない。
学べること
一言で言えば、「相場のことは相場に聞け。勝率ではなく損益にこだわれ。」といった内容です。AIが登場し自動売買ツールや、情報の拡散スピードが格段に早くなってる現在では、固定の勝ちパターンだけでは勝ちにくくなっており、書籍やアナリストの予測などに頼らず、自分で相場から学び取れるかどうか?1匹目のドジョウを見つけれること。著者の言う通り、「資本主義は人類市場最高のゲームかもしれない」と思えてくる少し危険な内容でした。市場に影響を与えれるくらいの額をコントロールし始めると、自分自身の売買がトレンドのトリガになったりするから、ある金額を投資できるレベルになると、確率的に勝率が上がるのかもしれないです。
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